【わたしのホットストーンを選んだエピソード】



廃業を覚悟した2019年のころ


あまりあかるい話ではないのですが強い情熱と気合を込めてホットストーンを選んだ過程を書かせていただきます。


去年(2019年4月)長年施術をさせていただいておきながら、同居する母をすい臓がんで他界させてしまいました。それまで筋膜リリースを専門にワークをしてきて病理は積極的な扱われている分野ではなかったにせよ、母の状態を見抜けませんでした。母の介護中は睡眠時間を極限まで削り貴重な情報を集めて施術をさせていただきました。

母の他界後で手遅れだと知りつつも、もし中医学診断ができるようであれば、直接がんかどうかは診断はできないまでも、未病状況で治療が必要という判断できることを知りまして。介護後の後遺症でカラダとココロがまだ十分ではないうちに、中医学診断の本を手に取り、脈診講座に通いだしました。


いままでの施術道具を処分した空白を埋めた「べんせき」


中医学診断を学ぶにつれて、気づいたことがあります。私が、いままでなしてきた施術法ではがんを作り出すおけつに対して、十二分な浄化が起こせているのか?という疑問です。考えぬいた結果、必死にがんばってあみ出したすべてのやり方を捨てるしかないと決心しました。それで私がずり圧をかけてリリースに使っていた道具をほぼすべて処分し、または棚の奥にしまい封印しました。


そうなると施術を再開させるにも、丸腰で戦場にでるようなものです。いままでの施術の成果を目減りさせるよなら、お客様も納得できない。そして私もです。そこからが、治療系のセミナーを見つけるのがひとつの正解だと思います。ですがあくまでも病となるおけつが深層部にて生命線を途絶えさせがん化が進行する陰性を改善させるという命題を持って、自分なりの情報収集を。数か月、私ができそうな手段が見当たりません。そのときが私の肝臓や脾臓、胃、そして心臓の不整脈など、かつて感じたことない不調がつづいた時期で、脈診講座で舌診で悪い見本サンプルにしていただけました。とうてい生きている気がしなかった暗黒の時期です。

ですが母へ笑顔で携えるだけの大いなる技術がみつけたいと考え、そうできると信じていました。その一心で、探し回り続けました。そのときにみつけたのが『図説東洋医学<基礎編>』P33 「漢方の起源と発達」という項に「べんせき」という文字を見つけたのです。以前、べんせきという隕石由来のマッサージにもちいられるように加工される石があると知りブログにもかいたことがあります。


ベン石温熱器の効果を飛躍させたホットストーセラピーとの融合


はじめはべんせきの羽型のかっさプレートを購入して、「これじゃ、、、病が奥に侵入したものに太刀打ちするなどできるはずはない」と、実物を手にしてショックを受けました。それが墓参りのときに立ち寄った香取神宮で瞑想中「ベン石温熱器」の映像が現れてきました。帰宅後にネットでそのようなツールがあることを見つけて、さっそく注文。中国からの入手が時間が数カ月単位でかかりました。じりじりとした気分で待つその間、実機がないためなにもできない。だったらすぐ手に入る玄武岩系のホットストーンを導入して、空白の今を次につなげられればと考えました。その判断のおかげでホットストーンの敷石や置石をもちいてベン石温熱器をもちいるという連携につながることとなりました。

ベン石温熱器

(ベン石温熱器)

ベン石温熱器がスムースに入手出来ていたならば、手間が面倒で情報が圧倒的に少ないホットストーンセラピーの研究をすることはなかったでしょう。玄武岩のホットストーンの敷石で「兪穴」といわれる起立筋部分に並ぶ気を補填するツボに、ベン石温熱器を使うと同時かそれに先行して加熱しておくと、施術をさせていただくときの持ちや筋膜の凝りが奥の奥まで容易に解けるのです!それは私がかつて使っていたずり圧のリリースよりも格段に、サクサクと、それに痛み等の不快感も大幅に減じられてのこと。いまは病として代謝を妨げ生命力をおとしめる深層部に発生したおけつを浄化するための研究段階です。研究が私が生きているあいだに笑顔のゴールにたどりつけるよう、こだわって取り組もうと考えています。


ホットストーン・ヒーリングはカンタンでお客様に勧めたい!


これらの研究を私が推し進めるのもいいのですが、違った考え方もできると思いました。お客様自身が、自身でホットストーンを購入なさって、カンタンで効果的なホットストーン・ヒーリングをおこなうようにしていただけないか?

それはお客様ご自身が自宅で、仰向けに寝て、玄武岩を温めて起立筋の下に並べて週に数度も温めてもらうこと。冷たい石では起こらない筋の弛緩が「ホットストーン」となっていれば、セルフワークで筋膜を緩めるのも安全で快適にできます。私自身がそうやって、介護疲れで蓄積した病を癒してきましたから言えることです。私は、医者にも、施術院にも一切通うことなく、ホットストーンを使ったヒーリングのみで、底辺にまで落ちた体調を復調することができたのです。

お客様ご自身が、ホットストーンを使ったヒーリングでカラダをシンプルに安らげていただけたならば。気の滞りやおけつの停滞を浄化する習慣を得てもらったこととなり、そのうえで、私の施術を受けていただくようお願いできれば!!画期的なペースで、お客様の体質改善が進められるのではないか?!


今すぐ、カンタンなセルフワークをお願いして、大切な健康へ歩みを進めよう。母が生きていたとすれば、私ができる最上が、これです。


おわりに


私の母には、間に合いませんでした。ですが今、そしてこれからがんばっておられる方々は間に合う。そのような方が、一人でも、二人でもでてくれたら。。。そうなることを真剣に祈り続けています。まだ去年のなかばに生まれたばかりの施術法です。検証を繰り返していかなければなりません。完成形として皆様へと届けられるならば、理想です。ですが、どんなにがんばっても、まだそこに至るには、時間と労力がいります。それは取り組む価値のある一生涯を貫く仕事を持てたと感謝しています。